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支配された惑星
第7章 決断
辿り着いたのは32階、地球人用の控え室だった。
主に徹夜で仕事をする警備局のエイペクスが時たま仮眠を取るフロアだ。
部屋を順番に見ていく。ルミカはピッキングの技術も一流だった。
そして、3206室の扉を開いた時−。
「・・・アイリさん!」
そこにはベッドに横たわり眠るルミカの姿があった。
ルミカの声に反応するように、アイリの瞼が小さく震え、やがて目を覚ます。
「・・・ルミカちゃん?」
「良かった・・・。本当に。」
ボロボロの布しか身に纏っていないが、乱暴された形跡はない。
ルミカの予想は概ね当たっていた。
「間に合った・・・。さあ、帰りましょう。」
ルミカは自らのスーツの上着をかけてやり、アイリを伴って部屋を出た。
主に徹夜で仕事をする警備局のエイペクスが時たま仮眠を取るフロアだ。
部屋を順番に見ていく。ルミカはピッキングの技術も一流だった。
そして、3206室の扉を開いた時−。
「・・・アイリさん!」
そこにはベッドに横たわり眠るルミカの姿があった。
ルミカの声に反応するように、アイリの瞼が小さく震え、やがて目を覚ます。
「・・・ルミカちゃん?」
「良かった・・・。本当に。」
ボロボロの布しか身に纏っていないが、乱暴された形跡はない。
ルミカの予想は概ね当たっていた。
「間に合った・・・。さあ、帰りましょう。」
ルミカは自らのスーツの上着をかけてやり、アイリを伴って部屋を出た。