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支配された惑星
第7章 決断
つまり、罠だった。

アイリを拐ったのも、リョウを泳がせたことも、すべて反乱計画の全貌を知るためのブルガの策だったのだ。

「でも残念だったわね。例えウチがリョウから作戦の日を聞いていようと、ウチは絶対アンタなんかに教えないから!」

強がるルミカは不気味な笑みを浮かべながらブルガは言う。

『メスであることを不幸に思うのだな。』

もう少し・・・、ルミカはそう心で呟いた。

もう少しで父親の拳銃の間合いに入る。この位置なら確実に心臓を狙える。

「ふん、アンタ達に触れられるくらいなら舌を噛んで死んでやるから!」

『ほう、メス猫にそんな覚悟があるのかな?』

挑発に乗った。ブルガがルミカに近づく。

今度は失敗しない。

ルミカは素早く太腿に巻きつけた拳銃に手をかけた。
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