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隷属の首輪 (革命軍編)
第6章 幸せな時間の終わり……夢の終わり……。
 でも不思議と後悔はなく、逆にすがすがしいキモチなのよね。

 王女としの重圧から解放されたからかもしれないし、本当の自分をーーありのままの自分をーー曝け出したからかもしれませんわぁああっ…………。

 たくさんあり過ぎてわからないけど、これだけは言えるわ。

 ヘイム様とアリーク様に私は救われた。それだけは……間違いありません。

 それでもやっぱり私はーーーー シィーアーナ王国の第一王女だから、二人が間違った道に進もうとしているなら、正さなければいけません。

 止めなければいけないのよ。

 それが王女として生まれてきた私の責務だからぁーーーー。

 だから……これは夢……。決して叶わない幻……。

 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。

 私はーー不器用だからこんな生き方しかできません……。

 もちろんアリーク様のことは愛しています……。

 このままずっとここで夢を見ていたかったですわ。

 でもそれはできない、できないのよぉおお!!!

 そんな無責任なことできません……。

 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。

 アナタに依存するのではなく、対等な関係でいたいから……。

 じゃないとアナタはきっと『ダメ』になる……。

 だから私はアナタと戦う道を選びます……。

 そしてアナタに私のことを認めてもらう……。

 好きになってもらう……努力をすると……決めましたから……。
 
 それが私の答えです……。

【なら、オマエはオマエの道を行けばいいさ!? ミクリア……】

 そこで、目が覚める。

 今、アリーク様の声が聞こえた気がしたけど……姿は見当たりませんけどーーーーーーーー壁や天井に反射する陽光の輝きに、天蓋下に納まった巨大なベッド。他にも夢で見た『家具』がそのまま置いてありました……。

 もうわけがわかんなくなり、思いっきり頬を抓ってみます……。

 痛いーー物凄く痛いです。イタタタ……。
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