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隷属の首輪 (革命軍編)
第7章 【妹視点】 世界情勢
終末の魔女ニブルムヘイムが死亡したという情報は、密かに各『大陸』の密偵がそれぞれの主へと持ち帰ったみたいなのダァ。
西の大陸ヴァビロニアを支配していた終末の魔女ニブルムヘイムがいなくなったことで、世界の均衡は一気に崩れさり。そして本格的な戦争がついに始まったのダァ。
最初に動き出したのは北の大陸グリーンシャーベットなのダァ。
大陸の約80%以上は氷床と万年雪に覆われ、その中でも極寒の地ーーブリューデビルを支配する『竜騎士王』ジャナルカンドラグニル・ド・シュッベルニルとその精強な軍団でしたぁ。
それに迎え撃つアリーク様率いる魔王軍。数で圧倒し、瞬く間に敵将討ち取り。戦意を失った敵兵を全員捕虜としたのダァ。
わずか三日で戦争を終結させ、世界の半分を支配下においたアリーク様は、そのまま東の大陸ジパングスに攻め込むものだと思われていましたけど……。
東の大陸ジパングスが、南の大陸サウスブルーを占領したことを知ったアリーク様は、不可侵条約を結び戦争を回避しましたぁ。
だがそれはあくまでも仮初の平和でしかなかったのダァ。
お互いそのことは十分に理解していたのダァ。
でも今すぐ戦争が始まるというわけでもないのダァ。
なぜならば、両大陸とも内戦の危険を抱えているため、その鎮静化に全力を注いでいるからなのダァ。
西の大陸ヴァビロニアを支配していた終末の魔女ニブルムヘイムがいなくなったことで、世界の均衡は一気に崩れさり。そして本格的な戦争がついに始まったのダァ。
最初に動き出したのは北の大陸グリーンシャーベットなのダァ。
大陸の約80%以上は氷床と万年雪に覆われ、その中でも極寒の地ーーブリューデビルを支配する『竜騎士王』ジャナルカンドラグニル・ド・シュッベルニルとその精強な軍団でしたぁ。
それに迎え撃つアリーク様率いる魔王軍。数で圧倒し、瞬く間に敵将討ち取り。戦意を失った敵兵を全員捕虜としたのダァ。
わずか三日で戦争を終結させ、世界の半分を支配下においたアリーク様は、そのまま東の大陸ジパングスに攻め込むものだと思われていましたけど……。
東の大陸ジパングスが、南の大陸サウスブルーを占領したことを知ったアリーク様は、不可侵条約を結び戦争を回避しましたぁ。
だがそれはあくまでも仮初の平和でしかなかったのダァ。
お互いそのことは十分に理解していたのダァ。
でも今すぐ戦争が始まるというわけでもないのダァ。
なぜならば、両大陸とも内戦の危険を抱えているため、その鎮静化に全力を注いでいるからなのダァ。