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第8章 離反者ミクリアの戦い

　アリーク様のことから離反した私は、コドムという小さな村に身をやつしていたのよ。

　この村の人は皆、良い人ばかりで……帰る場所を失くした私のことを受け入れてくれたのよ。

　詳しい事情は何も聞かないで……優しく受け入れてくれたのよ。

　今の私の仕事は傭兵。

　村を荒らす賊や、魔物から村人を守るのが仕事なのよ。

　若者の多くは、王都に出稼ぎに行ってしまったみたいで！？　この村は子供やお年寄りが多く、さらに辺境の地ということで……いつも命の危機に晒されいたみたいのよ。
　
　だから私がこの村を守ることに決めたのよ。

　私は剣の腕だけは自信があったからね。　

　オークやゴブリンなどの脆弱な魔物や下賤な賊が、束になって掛かってきも、ねじ伏せられる自身があったからよ。

　私は２度と同じ過ちは犯しません。

　もう誰にも負けるつもりはないのですからーーーー必ずアリーク様を倒し、祖国シィーアーナを取り戻してみせるのよ。
　
　そしてエスリアの目も……絶対に覚めしてみせますわ。
　
　私は絶対に諦めません。