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隷属の首輪 (革命軍編)
第15章 【エリーゼス視点】 救出作戦
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私はサクランボのように赤い唇を噛み締める。
解放軍による空と地上からの猛攻。
しかしながら魔物の軍勢は怯まず畏れず立ちはだかる。
不死者としての特性を最大限に発揮している彼らは、限りなく死ににくく、故に死を恐れない。
巨大な獣は、そのまま巨大な壁として立ちふさがった。
いくら攻撃を加えようと無限の再生を繰り返す彼らの前に、雷鳴の閃光隊といえど行軍速度を落とさざるを得ない。
「こいつら……邪魔だっ」
「……ったく、こんなことしてる場合じゃないってのに」
次々と襲い来る魔物《アンデット 》の群れを突破するだけの時間が圧倒的に足りていない。
「……一刻も早く、隊長の元に駆けつけないと……んんっ」
悔し気につぶやいたワタシの名前はエリーゼ。
雷鳴の閃光隊で、副隊長をやらせてもらっています。
「アルヴィアリス様がさえいれば……アンデットごときにこれほど、苦戦することはないのにーーーー畜生」
続いて汚れた毛皮を身に着けた狙撃者の男性がぼやく。
「まったくだぜぇ。聖女様の神聖魔法なら、一瞬でカタがついていたぜぇ」
革鎧《レザーアーマー》を身につけ男性騎士が叫ぶ。それを諭すようにワタシは俯きながらゆっくりと言葉を発する。
「泣き言を言っても仕方ありませんよ……聖女様はもう……
「ごめんなさい、エリーゼス副隊長」
革鎧《レザーアーマー》を身につけ男性騎士が謝ってきたわ。
「謝る必要ありません。確かにワタシ達は聖女様を助けることはできませんでした。だからこそ、同じ失敗を繰り返さないためにも……絶対に隊長は助け出す必要があります」
「ああ、そうだな。もうあんな思いはしたくないからな」
「ツルペタロリっ子副隊長の言う通りだな」
「お子様体型のクセに言うことだとは立派ななんだよな」
大きく開いた胸元からチラリと見える、まるで少年のような平坦なオッパイを指摘され……私は顔を真っ赤にさせながら
「なら、決まりですね。ワタシが道を切り開きます」
解放軍による空と地上からの猛攻。
しかしながら魔物の軍勢は怯まず畏れず立ちはだかる。
不死者としての特性を最大限に発揮している彼らは、限りなく死ににくく、故に死を恐れない。
巨大な獣は、そのまま巨大な壁として立ちふさがった。
いくら攻撃を加えようと無限の再生を繰り返す彼らの前に、雷鳴の閃光隊といえど行軍速度を落とさざるを得ない。
「こいつら……邪魔だっ」
「……ったく、こんなことしてる場合じゃないってのに」
次々と襲い来る魔物《アンデット 》の群れを突破するだけの時間が圧倒的に足りていない。
「……一刻も早く、隊長の元に駆けつけないと……んんっ」
悔し気につぶやいたワタシの名前はエリーゼ。
雷鳴の閃光隊で、副隊長をやらせてもらっています。
「アルヴィアリス様がさえいれば……アンデットごときにこれほど、苦戦することはないのにーーーー畜生」
続いて汚れた毛皮を身に着けた狙撃者の男性がぼやく。
「まったくだぜぇ。聖女様の神聖魔法なら、一瞬でカタがついていたぜぇ」
革鎧《レザーアーマー》を身につけ男性騎士が叫ぶ。それを諭すようにワタシは俯きながらゆっくりと言葉を発する。
「泣き言を言っても仕方ありませんよ……聖女様はもう……
「ごめんなさい、エリーゼス副隊長」
革鎧《レザーアーマー》を身につけ男性騎士が謝ってきたわ。
「謝る必要ありません。確かにワタシ達は聖女様を助けることはできませんでした。だからこそ、同じ失敗を繰り返さないためにも……絶対に隊長は助け出す必要があります」
「ああ、そうだな。もうあんな思いはしたくないからな」
「ツルペタロリっ子副隊長の言う通りだな」
「お子様体型のクセに言うことだとは立派ななんだよな」
大きく開いた胸元からチラリと見える、まるで少年のような平坦なオッパイを指摘され……私は顔を真っ赤にさせながら
「なら、決まりですね。ワタシが道を切り開きます」
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