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隷属の首輪 (革命軍編)
第3章 妹との思い出……。
でも決して仲が悪かったわけではありません。

 昔はよく一緒に寝てたし、愛し合ってもいました。
 
 そう私達は本当に仲の良い姉妹だったのよ……。

 あの事件が起こるまではーーーー。

 いつものようにエスリアは一糸纏わぬ姿で、私の部屋に入ってきたわ。
 
 透けるような白さの肌が、とても美しくて。

「またそんなはしたない姿で来たのね? 寒いでしょ、ホラ、こっちに来なさい、エスリア」
「だって、お姉さまとアタシしかいないから」
「まったく困った子ねぇ。でも、風邪をひくといけないわ」
「もう心配し過ぎ。大丈夫、そんなに寒くないから」
「そお!?」
「ええ」

 妹の言う通りこの別宅には私達しかいません。

 まあ時折、使用人や商人たちが出入りすることもあるけど、今日は来てないみたいね。
 私達しかいないことをいいことに、この通り自由気ままに振る舞っている妹。
 風邪をひかないかとか、色々と心配になったけど、でも叱る気にはなれなかったわ。
 無邪気さゆえの無防備さ、頓着《とんちゃく》のなさからきたものだから……まったく可愛いものねぇ。

「ふふふ……お姉さま、大好き」

 ベッドに寝そべっている私を見て、イタズラっぽく笑うエスリア。
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