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兄嫁と隣家の妻達
第4章  前の家 専業主婦 亜紀さん
それは、とある平日の朝に訪れた。

朝、いつものようにゴミだしをしている時だった。

「おはよう!龍くん。お願いがあるのだけど。」

「おはようございます。俺に出来ることなら。」

そう、言葉を交わしたのは、うちの家の前の亜紀さん。

「あのね実は、パソコン買ったんだけど、インターネットに接続が出来なくて困ってるの。なんとかならない?」

「はい、いいですよ。設定ぐらいなら、いつでもしますよ。」

「じゃ、早速で悪いのだけど診てくれないかな?」

「はい。いいですよ。」

初めて入る前の家。

亜紀さんの後ろをついていく。

二階の部屋の一室に腰を卸す。

ソファの前に机があり、その机の上にパソコンが置いてあった。

パソコンの奥の壁の柱からマイクスタンドが横に出てきていて、

マイクが上から下に向けてマイクスタンドにセットしてある。

「インターネットで何をするんですか?」

「田舎の母とテレビ電話をね。」

「テレビ電話って(笑)」

「声だけじゃなく、姿を見せてあげたくて。」

それにしては設備が凝ってる気がするんだけど。

接続だけならすぐ終わるので、Wi-fiをうちの家のLANに接続し、このパソコンの

カメラをジャックする。

これだと、たとえ2ショットだろうが、俺のパソコンでこのカメラに映すものは

すべて見える。

パソコンをダウンさせていようが関係なく撮せるのだ!

ヨッシャ!完璧に乗っ取ったぜ!

このカメラも録画して、警備の対象にしよう!

どんな画が映るのだろうか?

「亜紀さーん。設定終わりましたよ!」

「ありがとう!もう終わったの?」

「はい、終わりました。」

「コーヒー淹れる前に終わったの?そんなに簡単にできるんだね。」

「電源はどうします?」

「そのままにしておいて。コーヒーでも飲みましょうよ。」

「ありがとうございます。」

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