この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
いじっぱりなシークレットムーン
第9章 Lovely Moon
 

――陽菜。


「ようやくあなたのナカに戻れた。九年ぶりにっ」


――ひ、な……。


「ようやく、あなたを俺のものに出来た」


――……な……。


「愛してる……陽菜。愛してる」

 
 朱羽の目から、透明の雫が次々と滴り落ち、


――……ひ……。


「俺、凄く幸せだ……」


 あたしの唇の上に落ち、口の中に溶けるようにして消えた。


――………。

 消える。

 怖いことなんてなにもない。


「あたしも……」


 こんなにあたしを愛してくれる朱羽がいるんだから、あたしは怖がることはないんだ。


――……。


「あたしも朱羽が好き。愛してる……」



 ……お父さんの声はもう聞こえない。

 聞こえるのは、愛おしい朱羽の声だけだ。


 あたしが好きなのは朱羽だけ。

 朱羽にあたしは、身体を捧げたの。


 朱羽と泣きながらキスをする。

 あたしの胎内が朱羽を喜んで疼いている。


「陽菜、動いてもいい?」

「うん、動いて……ああああ」


 ゆっくりと、お腹一杯にさせているものがあたしのナカを擦り上げる。

 悪寒がしそうなくらいの気持ちよさに、悲鳴のような声を上げた。


「……くっ、陽菜、そんなに……締めないで。あなたのナカ、俺に絡んで俺を離そうとしな……もって、いかれそう……だから」

 朱羽の汗があたしの顔に滴る。

「朱羽、苦しいの?」

「……気持ちよすぎるんだ、あなたのナカ。久しぶりだから……」

 朱羽の感じる色っぽい顔に、きゅんきゅんしてくる。


「だから、締めすぎ……っ」

 なんて扇情的な顔で繋げてくる男なんだろう。


/1291ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ