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いじっぱりなシークレットムーン
第11章 Protecting Moon
「もうなってるよ……」
「本当? 信じるよ?」
「信じてよ。あたし朱羽が最後の男だもの。離れられないよ」
そう笑いながら、胸板に手のひらを置く。
とくとくと早い心臓の音が感じ取れた。
なんだか嬉しくて、胸板に耳を置いた。
「朱羽が生きてる。専務に感謝しないと。朱羽を救ってくれたんだから」
「ああ。本当に彼には、感謝してもしきれない」
朱羽の手術痕が見えた。
手で触った後に、頭を横にずらして唇を寄せた。
愛おしい傷。朱羽を治した、名誉の傷。
……傷だけじゃない。朱羽のすべてが好きだ。
朱羽の胸の突起を口で含む。
「ぁ……」
朱羽から悩ましい声が聞こえて、あたしの頭がまさぐられた。
弾力性がある突起は、女のものほどはないが、ここが朱羽の性感帯のひとつだっていうことはわかってる。
舌でちろちろと転がしたり甘噛みしていると、朱羽が息を乱して蕩けた顔をあたしに見せ、両手をあたしの頭から横に移動させ、あたしの腰紐を解いて乳房を両手で揉んだ。
「ああ……っ」
不意打ちの愛撫に、思わず身体が反り返った。
それでも負けじと朱羽の突起を強めに愛撫すれば、朱羽の指があたしの突起を強く指で捏ねる。ちゅうと吸い付けば、突起を引っ張ってくる。
「は……んっ、朱羽、んん……っ」
そのうち朱羽を愛撫しているのか、あたしが自分で愛撫しているのかわからなくなると、朱羽はあたしを、自分の身体に押しつけるようにしながら、あたしの身体を上下左右にに動かした。
「ひゃああんっ」
「んっ」