この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
いじっぱりなシークレットムーン
第11章 Protecting Moon
 
 
「は……、駄目、まだ出ていっちゃだめ……っ」

 少しずるりと下に落ちそうな感覚があったから、膣に力を入れて出て行こうとする朱羽のを抑える。

「まだあたしの中で育って……」

 しかし強制的に出て行こうとするそれは、膣壁を強く擦るようにして下がり、また入ってくる。

「ああ……戻って来た。もっと奥に……そんなに暴れちゃ駄目……」

 お腹を撫でる。

「そっと、そっと……もっと大きくなってね……」

 微睡むような意識の中、ひたすらあたしは中にいる"赤子"をあやした。

「はぁぁっ、だからそんなに擦っちゃ駄目、駄目ぇぇっ」

 熱い息を乱して顔を上げると、朱羽が目を開いてじっとあたしを見ていた。

 これが夢か現(うつつ)かよくわからない。

 だけど朱羽は寝ていたはずで。その朱羽が目覚めているのなら、ああやっぱりあたしは、朱羽の子供を宿した夢を見ているのだと、なんだか嬉しくなった。

「朱羽との赤ちゃん、お腹にいるの」

 嬉しくて嬉しくてそう告げた。

「だけどね、まだ成長していないのに出て行こうとして……はぅぅっ、駄目だってば、暴れちゃ駄目っ」

「……ここにいるの?」

 夢の中の朱羽は、優しく蕩けたように笑って、甘い声音で囁きながら、あたしのお腹に手をあてた。

 その動きと温かさで、ぞくぞくしてくる。

「そう、動いてるでしょう? ああ、また激しっ」

「……陽菜、夢を見てるね?」

「うん、……今は夢の中にいるから、は……ぅん、ぁぁんっ、気持ちいい……」

 ゆっくりと静かにそれは動いて。

「赤ちゃんで、気持ちよくなるの?」

 その夢は朱羽の匂いに包まれ、ふわふわする。

「うん。気持ちいい……んん、気持ちいいのっ」

「どんな風に?」

 夢の中の朱羽があたしの腰に手を回して、動いている。

 その度に、お腹の中の赤ちゃんが動いてたまらない。
 
/1291ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ