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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第4章 贖罪
「僕の事を好きだと言ってくれた時、決めたんだ。あなたが僕を必要としなくなるまで、寄り添おうと。」

繋いでいる指先で冬の甲の上の関節を優しく撫でた。

「僕は…とっても幸せだよ。」

いつもの今泉の優しい笑顔になっていた。冬はこんな無邪気な笑顔の下に辛い過去があるとは思ってもいなかった。

「さぁ。ホテルに帰って、エッチしよう♪」

今泉は冬の手を引っ張りながら言った。

「ちょっと…最近、静さんも、何だかガクさんみたいになってる気がする…。」

冬は砂に足を取られながら歩いた。

「僕はガクさんと同じくらいエッチだよ?知らなかった?」

ホテルの部屋へもどる途中も何度もキスを交わした。冬は下半身が熱くなるのを感じた。

「ねえ静さん…私ガクさんと籍は入れたけど、静さんも愛してるし,私にはあなたが必要なの。どんな事があってもそれだけは忘れないで。」

部屋に戻り、狭いバスルームで二人でシャワーを浴びた。

「ホントは…籍なんて入れなくても良かった。」

冬は今泉に見つめられているのに気が付いて慌てて言った。

「ほら…だって籍なんか入れたって、別れちゃうときは別れちゃうし、そんなものなんて無くたって…私の気持ちは変わらないから。」

今泉は暫く考えていた。

「トーコさんや僕はそうでも…ガクさんは…それだけじゃ不安なんだよ。」

今泉はほんの少し出て来た冬の下腹部に触れた。

「少しお腹出て来たね。」

その手は温かく優しかった。冬は今泉の手の上に自分の手を添えて笑った。
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