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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第4章 贖罪
「随分と遅かったじゃない?」

家に着くと、今泉の姉、彩が出て来た。

…静さんを女装させて、細身にした感じ。

彩は、モデルのように華やかで綺麗だった。
お互いに挨拶を済ませると、母のユウが出て来て優しい笑顔でふたりを迎え入れた。

「お久しぶりね。冬さん。遠いところをわざわざ来てくださってありがとう。」

純和風の大きな家の応接間へと案内された。

「お父さん呼んできますから、ちょっと待っててね。」

いそいそと部屋から出て行った。

…緊張する。お父さんってどんな人だろう。

「父は、法医学教室教授をしてたんだ。今は定年退職して、法医学に関する本を執筆したり、趣味で野菜を作ったりしてのんびり過ごしているよ。」

…余計に緊張してきた。

「いらっしゃい。よくきたね。」

父親の隆三は、小柄で身長は冬と同じぐらいか、少し低いくらいだった。良く日に焼けた顔には、深い皺が寄っていた。彩がお茶を出し、ユウは、隆三の隣に静かに座った。

「冬さんは、別の男性と結婚されて、静と3人で暮らしているといっていたね。」

…わわ…直球勝負だ。

「はい。」

「子供が出来たらどうするんだね。」

隆三は優しい表情はしていたが、目は鋭かった。

「3人で育てます。」

冬は,はっきりと答えた。
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