この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
壊してほしい
第1章 拾った女の子
『何か訳ありなのかなと思って』


『………………』
雫石は俯いたまま。


(傷つけたかな?)左側に座る雫石をチラッと見る。


『………私………
ずっと家に帰ってないんです』
雫石が言いづらそうに口を開いた。


『ずっと?』
氷月は身体を雫石のほうに向けた。


雫石が頷く。

『もう……2年くらい』


『………は?
親は?学生証に白百合学園高等部2年ってあったけど』


『エスカレーター式で、幼稚園からずっとだから。

高校生になった時に……』

雫石が言葉を切る。

そして顔を上げて毅然と氷月を見据えた。
『お世話になったのだし、ちゃんとお話します。
私、両親と妹の4人家族なんです。家は学生証の住所通り隣のY区にあります。調べてくださっても構いません』


ハキハキした話し方に気圧される。

が、真剣さが見て取れた。
/107ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ