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壊してほしい
第1章 拾った女の子
ゆっくりと上体を起こし、『……あれっ?』と首を傾げた。


氷月に気づいて『ひゃあっ!』
と驚いている。


『……あのさ……
君、さっきこの店の前で倒れてたんだよ。
覚えてない?』
氷月は丸テーブルに腰をかけて、女の子から離れていた。

女の子はぽかんとしたあと、
『あっ……』と口元に手を添える。思い出したようだ。


『こんな寒い夜に制服だけで歩いてたらそりゃ倒れるよ?
………これ、良かったら飲んで』
ホットレモンを差し出す。


女の子は両手でカップを掴むとごくごくと飲んだ。 『……ぷはあっ』



『元気みたいだね?
飲んだら帰りなよ』
氷月はつっけんどんに言う。


女の子は座って、
空のカップを掴んだままジーッと氷月を見る。

『……な、なんですか』
その眼差しに、思わず敬語。


『……お腹空いた』
女の子は呟く。


『………へ?
お、お腹?』


『お腹空いたっ!』
2回言う。

氷月は何だかよく分からないが、
『残り物でいいなら……作りますけど』と中学生相手に尻込みしてしまう。
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