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壊してほしい
第3章 染めたいよ
ジュポジュポ…………

ジュポジュポ…………


暫く吸わせた。



氷月は腰を引き、

冷たいコンクリートに跪く。



便座に座る雫石の脚を持って開いた………………………………



暗くて見えないが、

そこには傷ついた肉芽がある。


氷月は優しく舐めた。



『ああ~~~っ……………んっ…………』

ぴちゃぴちゃと音を立てながら、

雫石を味わう。




(____この子を染めたい…………
自分の色に)


突然湧いた感情。


氷月はその感情に驚いた。



そんなことを考えたこともなかったのに。


(自分だけのものにするんだ)




そう思い、

花びらを優しく噛んだ。


『ああん、ああっ!氷月ぃっ…』

雫石が悶えながら氷月の髪をぐしゃぐしゃにする。



(もっと…………ぐしゃぐしゃにして、雫石)

快感とともに、

暖かい気持ちが湧く。



雫石の下腹から脚にかけてある、
傷痕。



(それをつけたヤツを許さない)



守りたい。


自分だけのものにして。





言葉にしなかったけれど、

氷月は強く強くそう思った。









_____便座に座った雫石の上に乗るようにして、

再び入っていく。


唇を重ねた。


『ん………あっ、当たるぅっ』


『どこに?』


『んっ、お、奥に擦れて………』

氷月は意地悪く詰め寄った。

『何がどこに擦れるの?
言ってよ、しすく…………』



キスの合間にする会話。

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