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壊してほしい
第3章 染めたいよ
老女は文庫本を開き、

食い入るように見ながらカプチーノを飲み始めた。

かなり集中して読書をしている。



(雫石…………………)
氷月はしゃがむと、
雫石の手首を紐で縛った。

背後で。




(お仕置きだっ)




洗い物をするフリをしつつ、

足元の雫石のジーンズを下ろした。


ショーツごと一気に下ろすと、

黒い茂みが露わになった。




氷月は立ち上がったりしゃがんだりしながら作業している風を装う。




脚を開かせ、
調理用のスプーンを茂みの奥に当てる。


『ひっ』

冷たいのだろう。

雫石が変な声を出した。


洗い場の水を出す。

誤魔化すために。




(あっ…………ああっ)
雫石のそこをスプーンで弄り回すと、

色っぽい吐息が聞こえた。



(ひづきぃ、あんっ………)



柄の部分に持ち変え、
先端をナカに入れていく。


氷月はどきどきした。



ナカに入れて放置。


暫く洗い場に手を伸ばしたら、

しゃがんでスプーンを回した。





雫石の濡れた瞳が氷月を見ている。




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