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【NEW】クロスな関係。
第2章 悲しい初デート
「先生…?」
「とりあえず今日はもう帰ろう。家まで送るから。」
この時の先生の「ごめん。」が
私は遅れてきてごめんだと思ったいた。
先生もそれ以上何も言わないし、私も聞かなかったから――
「先生…手、繋いでもいいですか?」
せめて、家までの帰り道ぐらい…
夜だけど誰に見られたっていいのだから。
ポケットに入れられていた手がすっと伸びてきて
その指にそっと自分の指を絡めた。
思えば先生とこんな風に手を繋いだことなんて初めてだ。
「あっ……」
「痛かったか?」
「いえ…」
急に指を強く絡めてしっかりと手を繋いできたから
驚いて声が出てしまった。
「とりあえず今日はもう帰ろう。家まで送るから。」
この時の先生の「ごめん。」が
私は遅れてきてごめんだと思ったいた。
先生もそれ以上何も言わないし、私も聞かなかったから――
「先生…手、繋いでもいいですか?」
せめて、家までの帰り道ぐらい…
夜だけど誰に見られたっていいのだから。
ポケットに入れられていた手がすっと伸びてきて
その指にそっと自分の指を絡めた。
思えば先生とこんな風に手を繋いだことなんて初めてだ。
「あっ……」
「痛かったか?」
「いえ…」
急に指を強く絡めてしっかりと手を繋いできたから
驚いて声が出てしまった。