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第5章 僕の夏休み【パズルⅡ・運命の恋人】

地下に入居者専用の小さなプールがあるけど、1回も利用したことない。

そんなモンがある為に共益費がバカ高いんだから、使わないと損なのかもしれないけど、プールは夜22時までだし、会社勤めして、週末予定入れて、ってしてるとタイミングが合わない。

「あ、水着ないか…」

「一応持ってます」

持ってんのかよ。もしかして、デカいプールに連れて行けってつもりで持ってきたんじゃないだろうな…。僕は水着なんて持ってないけど、ま、僕は入らないから、イイけどね。

水着に着替えさせ、上にTシャツとショートパンツを履いた格好の2人にそれぞれタオルを渡して、地下のプールに行く。

2人とも、学校できてるスクール水着だった。ま、小学生だし、そうなるよね…