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第19章 不良と結花

良とゆりは交際を始めた。

龍と結花は良に月に二度、休みを与えて

ゆりと一緒にいる時間を作った。

それには良は複雑な思いだった。

自分は結花に一生仕えると心に決めたが

それでもゆりと一緒にいたい。

そんな良を結花は

「良君、気持ちは結花嬉しいけど…
良君の幸せも結花は望んでいます。
だから気にしないで決められた
時間をゆりちゃんと過ごしてきなさい。」

「結花様、それはそうなんですが…」

困惑している良。

「大丈夫よ。
今では良君がいないと
結花は不安で外出もままならない。
だからその日は結花は
家で大人しくしていますから。」

「は、はぁ…」

「良いから…ほら…
ゆりちゃん、待ってるわよ。」

「はい、では出かけてまいります。
なるべく早く戻りますので…」

良は外出していった。

行き先は勿論ゆりの待つ食堂。

「うふふ…
若いって良いわね。」