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結花の御主人様
第19章 不良と結花

結花は良が出かけた後マンションの

庭の前を掃除していた。

源が出て来て

「結花様、掃除なら私目が…」

「あ、源さん、お早う御座います。
たまには良いのですよ。」

「そうですか…
あら?今日は良は一緒ではないのですね?」

「今日は良君はデートの日です。」

「そうですか…
良にも彼女が出来ましたか?」

源も嬉しそうだ。

「上手くいく事を祈っています。」

「はい…」


結花が掃除しているとマンションの

物陰に人の姿が見える。

「あら?」

結花がその人影に近づくと

少年が煙草を吹かしていた。

「こ、こら!!
未成年が煙草を吸ってはいけませんよ?
それにこんな物陰に隠れて
煙草を吸って火事になったらどうするの!!」

結花は腰に手を当てて青年を怒りつけた。

「うるせえな…」

そう言って青年は結花をじろりと睨んだ。

「何よ??」

結花も気の強さでは負けていない。
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