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第20章 独立

そして遂に良が龍と結花の

元へ来てからの鍛錬の成果を

人として歩き始める為の龍による

試験が始まった。

これには結花も参加する。

しかし当の結花は詳細を聞かされていない。

「ねぇ、龍さん教えてよぉ。」

しかし、龍は微笑んでいるだけ…

「嫌な予感しかしないなぁ…」

そして結花の嫌な予感が的中する。


龍は日を決めて良とゆりを呼んで

応接間に招いた。

神妙にしている二人。

「話は聞いていると思うが
これより良がゆりちゃんに
本当に相応しいか…
そして今後良がきちんと自立
出来るかをこの龍がテストをする。

合格すれば…
良、お前の独立を認めて
ゆりちゃんと一緒になるまで
十分力を付けろ。
そして将来一緒になれたなら
俺が良の身の立つようにしてやる。」

「はい！！
旦那様、よろしくお願いします！！」

良の元気の良い、そして

気合の入った返事が響く。