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結花の御主人様
第20章 独立

「そういうものか…」

「はい、ですから…
今回の浴衣だって…
仕立て代ってお金よりも
現物のほうが嬉しいのですよ。
何故ならそれは…
浴衣はいつまでもあの二人に
記憶に残る品物ですから。」

「分ったような…」

「結花ちゃん。」

「はい?」

「あの二人は…
俺より人間出来てるかもな?」

「見方によってはそうかもしれませんねぇ。」

「勉強になった。」

「良かったですね。」


そしてお祭りが始まったが…

今年のお祭りはとんでもないことが起こった。

「あれが…赤い蠍が
慕う町か…
破壊しろ!!」
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