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結花の御主人様
第4章 約束
「じゃぁ、龍さん、
明日荷物と一緒に来るね。」

結花は夕方帰っていった。

「待ってるよ。
少しでも必要な物は
全て持っておいで。」

龍が手を振ってマンションの入り口で

見送っている。

「社長、良い子みたいですね。」

後ろで源の声がする。

「あぁ、良い子だよ。」

優しい龍の目。

「社長もそろそろ身を固められてはいかがです?
あの子は…社長とお似合いですよ。」

「源さん、こればかりはな…
相手の気持ちもあるだろうしな。」

「ははは…
そうですがね。」

源がにこにこと笑っている。

自宅に戻った結花は荷物をまとめだした。

荷物と言っても身の周りの物だけだ。

「少ないな…
なんかこんなに少ない荷物では
龍さんに笑われそうだな。」

結花がため息をついた。

荷物と言えば衣類と簡単な電化製品と

台所用品がほとんどだ。

「悲しい…
でも、明日からは変われるかな?」

結花はそんな期待を持っていた。

なにも贅沢をしようと思っている訳ではない。

ただ、普通の生活をしてみたかった。

結花にとって今回の事は貧しい生活から

ある意味夢のような生活に一気に駆け上る。

「私…大丈夫かなぁ?」

その夜、結花はなかなか寝付けなかった。
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