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結花の御主人様
第25章 御仕置き
「お疲れ様…」
「ん、結花ちゃん、
今日は何もなかったかい?」
「ぎくっ!!
は、はい…特には…」
「特には?」
「え?は、はい…」
「結花ちゃん、どうしたの?」
不思議そうな表情をする龍。
結花は黙って下を向いてそして
上目使いで龍を見た。
「結花ちゃん?」
「は、はいです。」
「俺に…何か…
隠していないかい?」
「そ、それは…」
「正直に…」
「あの…龍さん、怒らない?」
「正直に言えば怒らないよ。」
「あのぉ…龍さん!!
ごめんなさい!!」
結花は立ち上がって龍に頭を下げた。
「どうしたの?」
「あのぉ…龍さんの大切にしていた
ペルシャの置物…
結花の不注意で落として壊してしまいました!
龍さん、ごめんなさい!!」
「ん?あの置物か?」
「は、はい!!」
龍は黙って結花を見ている。
そして無言になった。
「何か…言ってよぉ!!」
しかし、龍は無言。
「龍さん、本当にごめんなさい!!」