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結花の御主人様
第27章 誘拐
「嫌ぁ!!」
暴れる結花だが…
「ほら…お前達も抱き合え。」
博光とゆりは固まっている。
「どうした?抱き合えよ?
それとも…チビを殺されてもいいのか?」
「くそ…」
この時武は考えていた。
不良は三人…
一人は美香を抑えている。
一人は結花様を襲っている。
一人は博光を脅している。
何処に飛び掛れば一番効率が良い?
美香を助けることが出来る?
武は賢明に考えた。
しかし、何処へ飛び掛ってもほかが危ない。
絞るなら…美香ちゃんか結花様を
助ける選択肢だが…
「くそ…」
傍らでは美香が恐怖から泣いている。
その横では結花が襲われて乳房を
さらけ出して不良に揉まれていた。
「嫌!!やめて…
それは…嫌だぁ!!」
「博光…」
武が博光にアイコンタクトを取った。
小さく頷く博光。
そして博光はゆりを押し倒した。
「ちょ、博光君…」
首にキスをする振りをして
「抱かれている振りをして…
隙を見て俺と武が動く…
動いたら…美香ちゃんを助け出して…」
「わ。分った…」
博光はゆりの口を塞ぐ。
「むぅむぅ…
ひ、博光…何も本当に…
あ、あぁぁ…」
「馬鹿、演技過ぎる。」
「でも…もう…馬鹿…」
博光はぎりぎり本気でゆりを抱いた。