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《愛撫の先に…》
第8章 《レッスン―――…》
眠い
眠いの…

リスト…
だめ…
やたら眠い…



……
菜々美が目を覚ましたのは2時間後の20時、
会社ではなく合コンで男女が集まっていた店になる。

店内は黒を基調とし照明も薄暗く菜々美は辺りを見渡すと、
すでに各自意気投合した3組のカップルが端にいて笑う。

『遅いよ、江崎さん。
もうみんなカップルになっちゃってるし』
『高瀬さん…』


『だから余りのあんたは俺達が相手してやるからさ』
『あなた達はいつかカラオケボックスで…』
『聞けば高瀬や俺達よりか濡れる相手で勉強中とか?』

逃げなきゃ!

床にビニールを敷かれた上に寝かされていた菜々美は、両手をついて起き上がるが体に違和感があった。

気乗りしない合コンだからとパンツスタイルとブラウスにジャケットを確かめるように眺めた。

脱がされてない…
良かっ…

ブブブブブブブブブ‥
その音と同時に振動するのは両胸と股間の中からになる。

『えええっ…
ど、どういう事…』
菜々美は震える手で3ヵ所に手をあてて愕然とする。
ボタンをひとつ外し見ると乳首に直接あてられ剥がしやすい半透明のテープで留められ。
ショーツに触れると大事な部分にソレは収まって。
白い小さな大人の玩具!!

『嫌ぁっ!こんな事』
叫びそれらを取ろうと再び触れると振動が大きくなり菜々美の行動は困難になる。
『ああ…』
喘ぎ始めたからだった。

余ったという2人の男達は代わる代わる振動の強弱を操作し下品な笑い声。

菜々美は口を押さえ喘ぎ声を抑えようとしたが、
振動は更に変化しより強く彼女は体を丸めるような体勢をとるが逆効果だ。

『江崎さん苦しいの?
気持ちいいの?
知らないようなふりをしてしっかり感じてんじゃん。隠れオナニーで練習した?
っていうか結城さんがあんたにそんな事するわけないもんね』

相沢さん!?
ううん合コンメンバーだからいるのね…
だけどあのコーヒーはここに連れてくる為にわざと?
『相沢さんひどい!』
『江崎さんが素直に来ないからよ』

『くっ…』
『安心して、玩具を取り付けたのはあたしだから。
高瀬らはあんたを運んできただけだし』

『犯罪だわ!』
『高瀬や男達が触れたのならそうかもしんないけど、あんたの大事な部分に触れたのはあたしだから』

卑怯もの!
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