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《愛撫の先に…》
第3章 《胸の思い…》
あたしの恋…
高瀬さんとの恋を応援――…
陽子が勝手に依頼した結城さんはあの夜の予言者、
そしてあたしは依頼人。

『何故?今日は依頼なんてしていないわ』

『君にはっきりとしない予言しか言えていない事が気がかりなんです。
恋が実り笑う君を見たら安心出来ると俺は…だからキスを…』

結城はワンピースの裾に手を入れストッキング越しにショーツへと触れる。
『下着…キスだけで湿っていますが感じましたか?
途中で体の力が抜けたみたいですね』

触れるだけの指先が布地共々股間を丸くなぞるように刺激する。
『ここに俺のぺニスを入れないと君への予言は見えてこない。
フッ…
今また濡れましたね』

キスをする前に駐車したカラオケ店。
不意に車外から話声が聞こえ結城は振り返る。

その声は後々わかる事になろうとは今の菜々美には知るよしもなかった。

『濡れたのなら替えが必要ですね。
あの男が持っていた君の下着の忘れ物、
レース部分は手洗いではデリケートですね』

手洗い!
嫌ぁっ!
『あの男に掴まれた下着なんて捨ててください』

『じゃあ俺が持っていましょう。
君への予言のインスピレーションの為に』

嫌ぁ!
なんで?
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