この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《愛撫の先に…》
第4章 《波紋…》
『素直だ…なんてあたしいつも怒ってるわけじゃ…』
菜々美は言いながらハッとした。

ラブホに連れ込まれた夜も…
謝りたくて会った夜も…
あたし大嫌いだと言って…
「今日の君は素直だ」って言われても仕方がないのよね…

『結城さんがいなかったら明日出直すつもりで、だから素直にありがとうって』

『ふふっ…大嫌いよりは良いセリフだ』

『意味有り気な笑い方しないでください』

『君がそうさせたんですよ、大嫌いばかり言うから』

『あたしそんなつもりじゃ…』

15分後マンションの駐車場に入っていく。
『着きましたよ』
『送ってもいただいて何か予定があったんじゃないかと』

『契約は女性から風邪をひいたと電話があり、
中止になっていますからフリーですよ』

フリー…って…

菜々美は落ちつかない様子で彼が後部座席にのせた、つぶれたパウンドケーキに手をのばした。
『持ってかえります』
『俺が食べるから』
『ううん…あたしが』

『だったら2人で食べようじゃないか』

えっ?
/223ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ