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《愛撫の先に…》
第4章 《波紋…》
バイキング、
やはりカレカノ・同僚・友達・家族と食べるのが楽しくもあるのだ。

陽子や同僚と来てデザートまで完食するのだが。
今日は違っていた。
知らない同性に探るような目付きで見られ続け菜々美は食欲すら失せていく。

『アサヒコーポレーション企画部の江崎菜々美です』

『あたし○○会社のM子、今日は高瀬さんと2人きりだと思ったのにぃ。
なんで同性のあんたに自己紹介しなくちゃなんないわけ』

化粧が濃いM子は菜々美に舌打ちしピザにかじりつく。

『喧嘩すんなよ、
バイキングなんだしここは仲良くな?M子ちゃん、江崎さん』
高瀬がM子の肩を抱きながら焼き肉を頬張る。

あたし挨拶したのに、
なんで喧嘩ごしに言ったとなだめるの?
それにM子ちゃんって…
あたしには菜々美ちゃんって呼んでくれない…

高瀬さんM子さんってつき合い長いの?
だからそんな呼び方なの?
せっかく楽しみにして来たのにつまんない!
陽子と来た時には時間ギリギリまで楽しく食べていられたのに…

ウーロン茶とお寿司を少しばかり食べた彼女は席を立った。
『江崎さん?食べてないじゃん』
『トイレに…』
『向こうの突き当たりだから』
高瀬と菜々美の会話にM子はマイペースに食べ続けている。

菜々美はトイレには用はなく洗面所でメール。

『陽子つまんない!
高瀬さんとのデートはいつも誰かがいるの。
あたし菜々美ちゃんと呼ばれたい!』

髪をシニヨンでまとめ買ったばかりのピアスとお揃いのバレッタ。
そしてお気に入りのブラウスにガウチョパンツ。

気合いをいれた装いに対して今にも泣きそうな顔。

たっぷり5分はそこにいてゆっくりと店内に戻った。
アイスクリームコーナーにさしかかった時、
M子と高瀬が仲良くカレーライスを盛っていた。
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