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《愛撫の先に…》
第4章 《波紋…》
高瀬が秘書を口説くシーンが繰り返し思い出され、
午後からの業務はミスばかりだ。

20時前、帰宅中。

『コンビニ寄ってくからここでいいわ』
『マンションまでもうすぐじゃない、送ってくわ』
『甘いもの食べて忘れたい、コンビニスイーツいろいろ迷っちゃうから待たせるの嫌なんだ』
『菜々美…』
陽子はそれ以上言う事はなく帰って行った。
ごめん…
澤井くんの約束を断ってまであたしにつき合ってくれて…
愛される陽子がうらやましい…

言葉にしたとうり迷う彼女は大きなレジ袋1つにスイーツいっぱい買い込んだ。
街灯のある国道沿いを歩き5分マンションにたどり着く。

『長い1日だった…
お風呂入っていちごミルフィーユ食べて忘れるんだ…』


『プッ…あはははは…』

『誰っ!?』

マンション・駐車場を照らす灯りには人の気配はなかったはず、
いたとしても住人とは挨拶程度で菜々美の呟きには構わないだろう。

駐車スペースより端にもう一台、その車の側から人影が動いた。

誰?――ううん、知ってる…

マンション入り口の灯りを背に立つ彼の髪はふわふわとウェーブが映え金髪が鮮やかだ。
周りが薄暗く顔の表情はわからないが先ほどのセリフで、
からかうように口角をあげているはず。

『風呂あがりにいちごミルフィーユ…女の子だね』

『結城さんっ
あたしをからかう為に待ち伏せを?』

菜々美は後ずさり結城は一歩前に。

『ハンカチは俺に預けてほしいと中谷さんから連絡を受けたからに決まってる』
『中谷…専務…』

『勤務外に1人ではハンカチも返しづらいだろ?
って事で彼から電話をもらってね』

『中谷専務…結城さん…
あたしハンカチは洗って返すつもりで…』

『30分前からここにいて君を待っていた。
俺は君の下着を手洗いしている、
ハンカチくらいそのまま返してくれて構わない』

結城さん…
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