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夜想曲~瑠璃色の奇跡~
第10章 思ひ出綴り・その後 其の三・~"考"その後山崎~


「組紐縛ったままや…
さぞかし擦れるやろ」

そう言って後ろから、たわわに実った豊満な両胸を鷲掴み…


「んっっ・・・
このまま・・・ああん・・・やらしい場所・・・見えちゃう」

これだけなのに、熟れて熟した身体は敏感に反応して、甘い声を出してくれる……

しかも男心をくすぐる言葉ばかり、今すぐ突っ込んで快感に出る卑猥で甘い声を聞きたい。


「見えたらどうなるやろなー
仮にも新撰組一番隊副隊長やで、それが淫乱な女子やと回りが気付いたら、えらい騒ぎか好機の目線か……」

「それは・・・ああっ! 乳首摘まんじゃいやぁぁん!!」

「これだけやで?
後は隠れ家までお預けや」

鷲掴みにしていた両胸の乳首を少し摘まんだだけで、ピクンと身体を跳ねらせ形良い桃尻を、わいの股間に擦り付けて来る……

かなり淫乱に花開いたもんや・・・



「さっ、着流し着るんや」

「・・・山崎さんがそう言うなら・・・」

亀甲縛りの組紐の上に、着流しの袖を通す仕草が、また卑猥で色気があってたまらん。

早よ屯所を出て続きを朝まで楽しみたい、その卑猥な身体全てを支配して・・・・・







島原-


今日も賑わう島原遊郭、その中をかい潜りながら目的の隠れ家まで歩く。


「・・・・・はあ・・・・・」

橘といえば……

襟元を何時も以上にしっかりと締め、両胸を隠すように身を抱き、頬を赤くさせて内股気味に歩いている。

胸はまぁ隠す為だろうが、内股は‥組紐が擦れているんやろう、時々吐く吐息が快楽と痛みに耐えていると、こちらに訴えかけているようで………


「もう少しや…」

「・・・はぃ・・・」

多分、言葉にするのも辛いんやろなー
そうは思うが、此処まで来たら後には引けない。

橘を引っ張り、大通りから一本外れた裏街へと入ってゆく・・・


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