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贖罪の檻。
第3章  初めての快楽
  


 ジュプ


「んっ、ぁあ。」


 指が抜かれ身体がビクンと跳ね間の抜けた声が出てしまう。


「いま、イキましたよね。月良。」


 言いつけ通りに達したことを言わなかった少女に注意する。


「返事は、月良?」


「はい・・・」


「次は、きちんと言うのですよ。判りましたか?」


 冷たく微笑み同意を強要する。


「・・・判り、ました。」


 男の態度に恐怖して素直に望まれる返事をした。


「では、メインディッシュを頂きましょうか。」


 ゆっくりと身体を深く間に入れ直す。


「では、力を抜いていて下さいね。」


「っ・・・・・・
(なにか、当たって・・・)」


 蜜壺の入り口に〝なにか〟の先が触れているがよく判らない。


「最初は、痛いですからね。我慢、するんですよ。」


「っ・・・」


 逆光で相手の顔が見えないが自分を労る初めての言葉に置かれている状況を忘れて不覚にもときめいてしまった。


  
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