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贖罪の檻。
第3章  初めての快楽
  


「では・・・」


 ズズ ズチュ


「ッ、ンンッ!?」


 入り口をこじ開けて硬<カタ>く熱い〝なにか〟が侵入してきた。


「力を、抜いて下さい・・・。辛いのはっ、ここからですよ。」


 グジュ ズズ


「あ゛っ、痛いっ!!・・・いやっ、いやぁああっ!!」


 ようやく自分の中に〝なにが〟侵入し〝なにを〟されているかを理解して拒絶の声を上げた。理解するのも声を上げるのも遅いと判っていたが叫ぶ以外になかった。


「静かに。」


「っ・・・」


 冷たく低い声が降り注き拒絶が本能的に止まった。


「暴れても、泣き叫んだとしても止める気はありませんよ。いいですか。私が満足するまで終わりませんから力を抜いて感覚に身を委<ユダ>ねることをおすすめします。」


「っ・・・・・・
(そんな・・・)」


 男の身勝手な言葉は、死刑宣告そのもの。


 ズチュ


「あ゛っ、ぁああ・・・
(・・・・・・痛い。)」


  
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