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贖罪の檻。
第8章  忍び寄る欲望
  


「っ、痛・・・・・・!」


 起き上がろうとして身体を浮かせたが激痛が走りベッドに伏してしまった。


「月良さま、気を付けて下さい。お辛いでしょう・・・」


 少女を支えて優しく声を掛ける。


「お風呂に入ってサッパリしましょう。」


 寝起きで反応をすぐさま返せないことをいいことに少女を抱き起こす。
 戸惑いの表情を一瞬感じたが気にも留めず少女を抱き上げ部屋の西側にあるバスルームに入る。


「さぁ、こちらに座って下さい。」


 広い脱衣所の椅子に下ろす。


「・・・なに、するの?」

 イマ
 未だにクスリの影響か頭は、ボーッとしいて拒否も意見も出来ない。


「大丈夫ですよ。お風呂に入るだけですから私に任せて下さい。」


 判断出来ない少女の身体を抱き上げる。


「さぁ、浴室へ行きましょう。」


「・・・あの、ひと、、、は・・・・・・?」


 記憶が曖昧で今がいつなのかもいまいち判らない。


  
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