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果てのない海に呑まれて
第12章 喧嘩するほど–––



「さて、今お前に乗馬の手解きをしている暇はないから、前と同じように二人で私の馬に乗るとしようか」



人に見つからないように厩まで行き、馬係に声を掛ける



「レオン様、また抜け出してきたんですかい」

「ああ、今日はもう一人一緒だがな」

「こりゃまたキレイなご婦人だ。それなら……」

「いや、馬はラオフェンだけで良い。犬もいつも通り一頭頼む」



馬係はレオンの指示に従って一頭の猟犬と以前二人を乗せた白馬を連れてきた

レオンが先にラオフェンに股がる

リリアはどうしようかと困り顔で、それを見た馬係が迷わずその膝を差し出した



「えっ……」

「どうぞ、お使いくだせぇ」

「あの、でも……」

「ご婦人をお助けするのも馬係の役目でさぁ」



リリアは少し躊躇ってから彼の手を取り、その膝を踏み台にして騎乗した



「ありがと……」



お礼を言う間もなくレオンが腹を蹴ってラオフェンを出す

突然のことに驚いてリリアはまた彼にしがみついてしまった



「もうっ、馬を出すなら出すって言って!」

「そんな反応をされたら全く言う気がなくなるな」



レオンは胸に密着したリリアを見下ろして笑う


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