この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
果てのない海に呑まれて
第17章 細波



「部下は主人に似るって本当ね」



わざとらしく大きく呟かれた言葉に一瞬固まるミゲル

リリアはそんな彼をちらりと見やると、二人より先にさっさと行ってしまった





「……おい、一体あいつにどんだけのことをしたんだ」



とばっちりを喰らったミゲルは怒りの矛先を主人に向ける



「別段何もしていない」

「じゃあなんであんなに怒ってるんだ」

「さぁ? でも可愛いじゃあないか」

「何処が! わざわざ皮肉を言ってくるのがか?」

「私に素直になれない、と言った。つまり心の中では私を求めているということだ」

「……ハァ…お前の頭の中はお花畑か」



レオンはどういう意味だとミゲルをじろりと睨んだ

ミゲルは気付かない振りをしてその前を通り過ぎる



「これから仕事だ。そんな心持ちだとあっという間に喰われるぞ」

「ハッ、誰に言ってる」



互いに憎まれ口を叩き合いながら、それでも笑っている二人

和やかな風景ーーー


/810ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ