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第1章 第１治療室へようこそ

「かなり大きな病院に行ってもらわないと･･･難しいですね」

「えっ、こちらも大学病院ですよね？ここより大きい病院なんてあるんですか･･･？」

私は大きくうなだれた。

ここより大きい病院なんて、私は知らない。
色んな病院渡り歩いてきたけど、ここが一番大きい病院だということを知っている。

「･･･もう、治らないということなんですか」

「･･･かなり厳しい状況かと」

私はスカートをぎゅっと握って、必死に涙をこらえた。