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生徒と俺。
第5章 近づく距離と壁
「今日はありがとうございました」

そう言って朝倉も立ち上がる。

「スクールバスももうないし、送っていこうか」

「良いんですか?」

そう言って朝倉は少し元気を取り戻した。

生徒の機嫌取りなんて、俺はまだまだだ。

助手席に朝倉が座る。

短いスカートから生足が見える。

俺のドキドキは止まらない。

「お願いします」

本当にしっかりした子だ。
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