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第4章 始まる一歩

「そんな堅くならないで？周りのファンの子とかの話とかさ、テレビでたまたま見たりするイメージで良いよ。」
「…えっと、まじめで…優しくて…大卒で…いつも笑ってくれて…」
「ｸｯｸｯｸｯ」

笑い出した結翔。すぐさまに雅に目を合わせた後に謝った。

「ごめん。ごめん…」
「あの…？」
「それ、完全にwing's仕様だなって…」


…何この人。

……聞いといて…


「はぁ…あのさ？そういうイメージのままだと困るから先にいっとくけど…」
「…はい？」

何を言い出すんだろうかという変な緊張が包んだ。