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第32章 雅の決断

「大丈夫だよ」
「大丈夫じゃねぇだろ。本当は…」
「うん」
「おぃ…」

そういうと雅は結翔の首に腕を回し巻き付いた。

「結翔…」
「何？」
「好き…」
「…何///どうした」
「あのね…」
「待った」

そういうとそっと体を離して頬に指を滑らせた結翔の目を見つめる。

「どうした？」
「26日…お仕事は？」
「…ｸｽ…20時には終わるよ。終わり次第直ぐ帰るから」
「…約束だよ？」
「解ってるよ」

そう返事をすると首に腕を回すと引き寄せた結翔に誘われるように、ゆっくりとキスを重ねた。