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茜色の空に
第11章 優しい雨
海渡は私の手を引き、奥の部屋に私を引き込み私をベッドの上に押し倒した。

彼を静かに見つめると、彼は昔のような無邪気な笑顔で微笑んで言った。

「やっぱまだガキだよな・・・お前を目の前にすると途端に冷静さを失ってしまう。」

思わずその言葉を聞くと、触れられたくて仕方ない奥の部分が甘く疼いてしまう。

「このままじゃ・・・お風呂入ってないんで・・・」

そう言って私が起きあがろうとすると、海渡が私の両手首を抑えてベットに縫いつける。

海渡が私を見つめながら、不敵に笑って言う。

「もう待てねぇんだよ・・・かっこわるいけどな・・・」

そう言って、海渡は息をつく間もないくらいの激しいキスをする。

さっきのキスの余韻からも抜け出せてないのに激しくキスをされ、私の腰は反射的に反応してしまっていた。

「腰でねだるくらい、お前そんなエロくなったのかよ・・・」

キスの合間に海渡がそう言い、唇が首筋におりていく。

「やっ・・・あぁっ・・・」

少しザラザラした感触の舌に首筋を舐めあげられ、思わず腰が動き自分でないような声をあげてしまう。

首筋を彼は舐めあげながら、器用に結婚式用にまとめられた髪の毛をゆっくりとほどいていく。

「あっ・・・やぁ・・・海渡・・・そこばっか・・・っ」

度重なる首筋への愛撫に私が声をあげると、海渡が荒い息を吐きながら言った。

「だって、初めてお前に触れたときからお前ここ舐められるの好きじゃん。
お前のイイ声、たくさん聞かせろよ・・・」

髪の毛をほどき終えた海渡の手が、ゆっくりと私の背中に伸びドレスのファスナーをゆっくりおろしていく。
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