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茜色の空に
第11章 優しい雨
海渡のキスは最初は軽く触れるだけのキス、そしてその次のキスは噛みつくように荒々しいキスだった。
「っ・・・あっ・・・はぁっ・・・」
口の中を海渡の舌が這い回る。
まるで私の口の中の全て触れないところはないくらい、息をつけないくらいの激しいキス。
でも荒々しい中も優しく感じる部分を的確に刺激され、背筋にぞくぞくという快感が走った。
キスだけでもう、腰が抜けてしまいそうなくらいの激しいキス。
きっと彼の事だから、全てを忘れる為に私にあわない間数え切れない女性と夜を共にしてきたんだろう。
そう思うと嫉妬に狂いそうになるけれど、今の私にはそんな余裕はなかった。
苦しいくらいの快感を受け止めながら、私は海渡を抱きしめる手に力を込める。
「あぁ・・・っ・・・ん・・・んぅ・・・」
必死にキスを受け止めながら、思わず声が漏れてしまう。
最期に軽くチュッとリップ音を響かせ、海渡がゆっくりと唇を離した。
ゆっくり目を開くと、そこには私を見つめる彼の瞳がある。
彼ははぁっと小さく吐息を吐き、私そっと囁く。
「ずっと愛してる・・・倫子・・・」
彼の言葉は、私にとって麻薬みたいなもの。
その言葉を聞くだけで、胸に甘く切ない痛みみたいな感覚が走る。
「私もずっとあなたを愛してます・・・海渡・・・」
見つめる海渡の瞳に肉食獣のような光が走り、彼が私を強く抱きしめる。
もうどうなってもいい、壊れてもいい・・・彼に抱きしめられながらそう思った。
「っ・・・あっ・・・はぁっ・・・」
口の中を海渡の舌が這い回る。
まるで私の口の中の全て触れないところはないくらい、息をつけないくらいの激しいキス。
でも荒々しい中も優しく感じる部分を的確に刺激され、背筋にぞくぞくという快感が走った。
キスだけでもう、腰が抜けてしまいそうなくらいの激しいキス。
きっと彼の事だから、全てを忘れる為に私にあわない間数え切れない女性と夜を共にしてきたんだろう。
そう思うと嫉妬に狂いそうになるけれど、今の私にはそんな余裕はなかった。
苦しいくらいの快感を受け止めながら、私は海渡を抱きしめる手に力を込める。
「あぁ・・・っ・・・ん・・・んぅ・・・」
必死にキスを受け止めながら、思わず声が漏れてしまう。
最期に軽くチュッとリップ音を響かせ、海渡がゆっくりと唇を離した。
ゆっくり目を開くと、そこには私を見つめる彼の瞳がある。
彼ははぁっと小さく吐息を吐き、私そっと囁く。
「ずっと愛してる・・・倫子・・・」
彼の言葉は、私にとって麻薬みたいなもの。
その言葉を聞くだけで、胸に甘く切ない痛みみたいな感覚が走る。
「私もずっとあなたを愛してます・・・海渡・・・」
見つめる海渡の瞳に肉食獣のような光が走り、彼が私を強く抱きしめる。
もうどうなってもいい、壊れてもいい・・・彼に抱きしめられながらそう思った。