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茜色の空に
第13章 君のためにできる事~side永吉~
「田辺くんって強いんだね!
身体もそんなに大きくないのに、あんな大きな相手をふっとばしちゃうとかまじすごいね!」
きらきらした笑顔で俺にそういう彼女が、とても眩しいって思った。
俺は田辺永吉。
身長は160センチ半ば・・・夢はボクシングの世界チャンピオン。
親父がボクシングが好きで、小さい頃からボクシングをしていた。
自然とボクシングにのめりこんでいき、ボクシングは俺の生きる支えになっていった。
人からは、そういう殴り合いをする人種に見えないだのいろいろ言われたりもするし、正直女子からは怖がられる。
「そんな怪我みたいなするスポーツするより普通のスポーツしたほうがいいんじゃない?」
付き合おうと言われた彼女には、かならずそう言われた。
そして、高校に入っても俺は悲しい事にまったく背が伸びず、階級はフライ級。
正直チビだし身体は細いしあんまり普段強そうには思われないけど、俺はボクシングに誇りと自信を持っていた。
だから。
それを否定せず誉めてくれたキラキラした瞳の彼女に、俺は恋をした。
恐らく自分から初めて。
身体もそんなに大きくないのに、あんな大きな相手をふっとばしちゃうとかまじすごいね!」
きらきらした笑顔で俺にそういう彼女が、とても眩しいって思った。
俺は田辺永吉。
身長は160センチ半ば・・・夢はボクシングの世界チャンピオン。
親父がボクシングが好きで、小さい頃からボクシングをしていた。
自然とボクシングにのめりこんでいき、ボクシングは俺の生きる支えになっていった。
人からは、そういう殴り合いをする人種に見えないだのいろいろ言われたりもするし、正直女子からは怖がられる。
「そんな怪我みたいなするスポーツするより普通のスポーツしたほうがいいんじゃない?」
付き合おうと言われた彼女には、かならずそう言われた。
そして、高校に入っても俺は悲しい事にまったく背が伸びず、階級はフライ級。
正直チビだし身体は細いしあんまり普段強そうには思われないけど、俺はボクシングに誇りと自信を持っていた。
だから。
それを否定せず誉めてくれたキラキラした瞳の彼女に、俺は恋をした。
恐らく自分から初めて。