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茜色の空に
第13章 君のためにできる事~side永吉~
「ちょ・・・心の準備ができてないよ・・・!」
彼女はそう言って、俺から目を逸らした。
恥ずかしがってる姿が、めちゃめちゃ可愛い。
俺はつい、彼女のその可愛い顔に近づいて言った。
「キスしていい?
嫌だったら拒んでくれていいから・・・」
俺は彼女の唇に、自分の唇を重ねようとして近づく。
すると彼女は一気に真っ赤になって、俺を突き飛ばして走っていった。
「ご、ごめん!」
反動で、俺は床に尻餅をつく。
つい可愛くて、我慢がきかなかった自分に自己嫌悪に陥る。
「あーあ、俺なにやってんだろうな・・・」
そう言って、俺は屋上の床に寝っ転がり空を見上げる。
広がる青空は、海渡の青い瞳を思い出した。
「まじで俺情けねぇよ・・・海渡・・・」
俺は額に手の甲を置き、ゆっくりと目を閉じた。
あーあ、かっこわる。
ずっと片思いしてきたのに、もっとちゃんとして告白するつもりだったのに・・・つい眼中にないみたいな顔されて悔しくて先走ってしまった。
海渡がいたらいってくれるんだろうなぁ・・・笑いながら、好きだったら仕方ねぇよってさ。
結構長く片思いしてたから、やっぱり俺あきらめられない。
俺は飛び起きて、頬を両手でパンっと叩き歩き出す。
振られるまで、むしろ振られても必ず振り向かせて見せる。
俺はそう決意した。
彼女はそう言って、俺から目を逸らした。
恥ずかしがってる姿が、めちゃめちゃ可愛い。
俺はつい、彼女のその可愛い顔に近づいて言った。
「キスしていい?
嫌だったら拒んでくれていいから・・・」
俺は彼女の唇に、自分の唇を重ねようとして近づく。
すると彼女は一気に真っ赤になって、俺を突き飛ばして走っていった。
「ご、ごめん!」
反動で、俺は床に尻餅をつく。
つい可愛くて、我慢がきかなかった自分に自己嫌悪に陥る。
「あーあ、俺なにやってんだろうな・・・」
そう言って、俺は屋上の床に寝っ転がり空を見上げる。
広がる青空は、海渡の青い瞳を思い出した。
「まじで俺情けねぇよ・・・海渡・・・」
俺は額に手の甲を置き、ゆっくりと目を閉じた。
あーあ、かっこわる。
ずっと片思いしてきたのに、もっとちゃんとして告白するつもりだったのに・・・つい眼中にないみたいな顔されて悔しくて先走ってしまった。
海渡がいたらいってくれるんだろうなぁ・・・笑いながら、好きだったら仕方ねぇよってさ。
結構長く片思いしてたから、やっぱり俺あきらめられない。
俺は飛び起きて、頬を両手でパンっと叩き歩き出す。
振られるまで、むしろ振られても必ず振り向かせて見せる。
俺はそう決意した。