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茜色の空に
第13章 君のためにできる事~side永吉~
「で、さんざん避けまくって呼び出されるって事は期待していいってことかな?」
一週間後の再び屋上に、俺は草壁さんを通じて鈴木さんに呼び出された。
もう放課後で夕方。
茜色の日差しが、俺と鈴木さんを照らす。
鈴木さんは茜色に染まりながら、緊張した面もちで手をぎゅっと握りしめている。
ああ、そういうところ見ると抱きしめたくなるから危険なんですけど・・・とか頭の中で考えながら俺はなんとかぎりぎりのところで理性を保っていた。
彼女は手を握りしめて、俺の顔をまっすぐ見つめて言った。
「私も田辺くんの事、ずっと気になってた!」
意外な言葉に、俺は一瞬固まる。
え?こんなうまい話ってあるわけ?まじで???
ていうか俺眼中に入ってないって思ってたけど、そんなことなかったの?
「えーっと・・・俺ダメもとで告白したんだけど・・・いつから?」
俺がちょっと驚きすぎて、どうしていいか解らず頭を書きながら言う。
彼女は茜色の日差しが当たっても、真っ赤なのが解るくらいな顔色で下を向いて言った。
「最初に、田辺君の試合を見たときから。
あんなに小さな身体なのに、すっごく強くていつものクラスでみる穏やかな田辺くんとは違って・・・すっごく闘争心むき出しの男の人だって思ってドキドキしたの。
でもどうしても緊張して話しかけられなくて・・・倫子と水瀬くんを口実に話しかけたりしてたんだ・・・
この前好きって言われてすっごく嬉しかったけど、あまりにびっくりしちゃって恥ずかしくて逃げちゃってごめん。」
一週間後の再び屋上に、俺は草壁さんを通じて鈴木さんに呼び出された。
もう放課後で夕方。
茜色の日差しが、俺と鈴木さんを照らす。
鈴木さんは茜色に染まりながら、緊張した面もちで手をぎゅっと握りしめている。
ああ、そういうところ見ると抱きしめたくなるから危険なんですけど・・・とか頭の中で考えながら俺はなんとかぎりぎりのところで理性を保っていた。
彼女は手を握りしめて、俺の顔をまっすぐ見つめて言った。
「私も田辺くんの事、ずっと気になってた!」
意外な言葉に、俺は一瞬固まる。
え?こんなうまい話ってあるわけ?まじで???
ていうか俺眼中に入ってないって思ってたけど、そんなことなかったの?
「えーっと・・・俺ダメもとで告白したんだけど・・・いつから?」
俺がちょっと驚きすぎて、どうしていいか解らず頭を書きながら言う。
彼女は茜色の日差しが当たっても、真っ赤なのが解るくらいな顔色で下を向いて言った。
「最初に、田辺君の試合を見たときから。
あんなに小さな身体なのに、すっごく強くていつものクラスでみる穏やかな田辺くんとは違って・・・すっごく闘争心むき出しの男の人だって思ってドキドキしたの。
でもどうしても緊張して話しかけられなくて・・・倫子と水瀬くんを口実に話しかけたりしてたんだ・・・
この前好きって言われてすっごく嬉しかったけど、あまりにびっくりしちゃって恥ずかしくて逃げちゃってごめん。」