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茜色の空に
第4章 真夏の向日葵
季節は変わり、夏に差しかかろうとしていた。
相変わらず、私と水瀬君の関係は周囲に秘密にしている。
やはり、周囲から何を言われるか解ったものではないからという理由なのと、私自身やはりそういう事は他人に言うものではないと思っているからだ。
「そういえばリンコー。林間学校あるけど楽しみだよね?ね?」
圭子が無邪気に笑って目をキラキラさせながら言った。
私も笑顔で答える。
「そうですね。たまには遠くでリフレッシュしたいですしね。」
そう答えてる私の気持ちは憂鬱だった。
泊まりの林間学校では、水瀬君と二人で会う事ができない。
できれば、行かないで水瀬君と会っていたいなぁ・・・私はなんとなく憂鬱な気分になっていた。
「よかったー!私とリンコおんなじ部屋だってー!クラスの人数そんなに多くないから大部屋じゃなくてよかったねー!」
無邪気に笑って楽しみにしている圭子を見てると、私も少しずつ楽しみな気分になってきた。
両親に言うとそっけない返事が返ってくるだけで、準備などは自分で全て行わなければいけなかった。
ふと、教室内で振り向いた水瀬君と目があいドキリとする。
彼が少しだけ柔らかく微笑む顔を見て、私は少しだけ胸の中の不安がとれた気がした。
相変わらず、私と水瀬君の関係は周囲に秘密にしている。
やはり、周囲から何を言われるか解ったものではないからという理由なのと、私自身やはりそういう事は他人に言うものではないと思っているからだ。
「そういえばリンコー。林間学校あるけど楽しみだよね?ね?」
圭子が無邪気に笑って目をキラキラさせながら言った。
私も笑顔で答える。
「そうですね。たまには遠くでリフレッシュしたいですしね。」
そう答えてる私の気持ちは憂鬱だった。
泊まりの林間学校では、水瀬君と二人で会う事ができない。
できれば、行かないで水瀬君と会っていたいなぁ・・・私はなんとなく憂鬱な気分になっていた。
「よかったー!私とリンコおんなじ部屋だってー!クラスの人数そんなに多くないから大部屋じゃなくてよかったねー!」
無邪気に笑って楽しみにしている圭子を見てると、私も少しずつ楽しみな気分になってきた。
両親に言うとそっけない返事が返ってくるだけで、準備などは自分で全て行わなければいけなかった。
ふと、教室内で振り向いた水瀬君と目があいドキリとする。
彼が少しだけ柔らかく微笑む顔を見て、私は少しだけ胸の中の不安がとれた気がした。