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茜色の空に
第6章 秋風の狂詩曲
恥ずかしくて顔が熱くなるけど、海渡のキスが気持ちよすぎて逃れられない。

左胸を探るように撫でられ、そしてシャツのボタンがはずされる。

チュッと小さいリップ音をたて、海渡の唇が離れた。

そっと目を開くと青い瞳が私を見つめていた。

いつもの優しい瞳と違う、欲情している男の瞳になっている。

「いいですよ……」

そう言うと、海渡が首筋に噛みつくように吸い付いてきた。

「あっ……」

思わず声が漏れる。

海渡の手が、シャツのボタンをはだけさせ、まだ誰も触れたこともない胸に手をかける。

軽く探るようにブラの上から揉まれた。

「やわらけぇ……」

海渡が耳もとで囁く。

それさえも感じてしまい、思わず身体が反応してしまう。

そして腕が背中に回され、ブラのホックを簡単にはずしてしまった。

「あっ……器用ですね……」

そう言うと、海渡はくすっと笑って言った。

「ずっと見たかったからな……余裕ねぇんだよ……」

そういってブラをずらす。

見られて恥ずかしくて、思わず顔を隠してしまう。

すると、海渡に隠してる手をおさえられてしまった。

「綺麗だから、もっと見たいし触りたい……」

そう言う海渡の息が乱れていて、余計に感じてしまいそう。
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