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令嬢は元暗殺者に恋をする
第49章 篠つく雨の……※
 だめだ……っ。
 こらえろ。

「ハル……どうしたの?」

 ハルの様子が今までと違うことに気づいたサラが不安そうな声を落とす。

「……何でもない」

「ハル、つらそう……」

「大丈夫だから」

 こんなことでサラを不安にさせてしまうわけにはいかない。
 耐えろと、自分の心に何度も言い聞かせる。
 だが……。

「ねえ、ハル」

 サラの手がハルの髪に伸び、そっとなでる。

「ハルの思うようにして」

 ゆっくりと身体を起こしたハルは静かな目でサラを見下ろす。
 藍色の瞳の奥にぎらつく炎が過ぎった。

「私、ハルになら何をされてもいい……嫌じゃない。ちゃんと受け入れられるから」

「嫌われたくない」

「どうして? 私がハルを嫌うわけがない」

「サラ……それ以上は、何も言うな。頼む、から……」

「……我慢しなくていいの」

 心の中で必死で堪えていたものがはじけ飛んで切れた。

「……くっ」

 サラの両足を乱暴に掴み、己のものを飲み込んでいる秘所が花開くまで大きく広げる。

 好きにしてと言った通り、抵抗されることはなかった。
 拒絶の言葉もない。
 己のものをぎりぎり先端まで引き抜くと同時に、愛液がとろりとあふれる。

 ハルはいったん動きをとめた。
 大きく溜め、そのまま一気に奥深くまで重たい一撃で貫こうとして、ハルはふっと笑って掴んだ足首を下ろした。
 見れば、サラが身を縮ませ怯えたように身体を震わせていた。

「私、大丈夫だから……ハルの好きにして」

 ハルは深呼吸をして心を落ち着かせる。

 まだ痛みが完全になくなったわけではないのに、いじらしいことを言うサラの言葉に失いかけた理性を繋ぎ止める。

 怖がらせたいわけではなかった。
 俺に抱かれたいと勇気を振り絞って決心してくれたサラを悦ばせたい。
 そう思っていたはずだったのに。
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