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令嬢は元暗殺者に恋をする
第62章 報復 -3-
 ハルの反応を確かめるように、ファルクはサラが屋敷に連れ戻されたと言い放つ。
 さらに……。

「ついでに、二度と外へと抜け出さないように、屋敷の奥深くに閉じ込めておくようにと伝えてやったよ」

 握りしめていた手から力が抜けていった。けれど、目の前の男がさも、どうだ悔しがれと得意げになっているほどに、心は冷静になれと言い聞かせてくる。

 影でアイザカーンの暗殺者たちが密かに動き自分たちを見張っていたのか。
 否だ。
 何者かに見張られていたという気配はなかった。
 たとえ、相手が気配を殺そうとも、ずっとこちらを見張っていたのなら、間違いなく気づいた。

 単純に、屋敷の誰かがサラが部屋から消えてしまったことに気づき、探したのだろう。そして、屋敷に姿がないとわかると、彼女が行くと思われる場所は限られている。

 いや、ひとつしかない。
 ベゼレート医師のところだ。

 迂闊だったかもしれない。
 だが、こんなにも早く屋敷の人間にばれてしまうとは予想外であった。
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